起業のリスクを減らすには

思い切って起業したからには失敗のリスクは極力減らしたいものです。

今回は、起業にけるリスクを減らすという観点からお話ししたいと思います。

 

どのような事業を立ち上げたいと思っていますか?

  • カフェを開くのが夢だった
  • バーを始めてみたかった

このように昔から夢だったことを始めたい方もいると思います。

 

日頃感じている想いがあり、より良い〇〇を作りたい、もあるかもしれません。

 

ここで以前関わりがあった経営者さんのお話。

 

元々総務や人事畑が長かった方でした。ただ、始めたのは化粧品の販売。OEMで製造した化粧品を販売します。良い化粧品を安価に提供したいと考えたようです。もちろん業界の経験はありません。作ったのは化粧水のみ(これが失敗に繋がったのかは不明です)。

 

少しでも業界経験があれば、戦略も戦術も違ったかもしれません。起業すらしなかったかもしれませんよね。

 

良く言われますが、始める事業は

  • 好きなこと
  • 過去に経験していること
  • 求められていること

この3つが重なる事業が良いということ。

少なくとも2つは重なっていてほしいものです。

 

業界経験の有無は金融機関の融資を受ける際にもポイントとなる部分です。

 

起業をされる方、少しでも業界の経験を積んでからでも遅くはありませんよ。

インキュベーション施設で起業しよう

起業する際のオフィスはどこに構えましたか?

自宅ですか?それともシェアオフィスですか?

  • 自宅だと住所が公開されて心配
  • シェアオフィスが安くて良いけど、どうしても個室でないと

という方もいるかと思います。

 

そんな方には、「インキュベーション施設」を検討してほしいと思います。

インキュベーション施設とは、民間企業や公的機関が運営する比較的安価なオフィスで、入居すると手厚い経営支援等が受けられる施設です。

 

国や東京都、地方公共団体も運営しています。

参考までに東京都内にあるインキュベーション施設のリンクを貼ります。

mbase.mitaka.ne.jp

 

www.city.adachi.tokyo.jp

 

永久に入居できるわけではありませんが、長いところだと8年くらい入居できるところもあるようですね。

起業したばかりで低家賃で借りれれば十分ではないでしょうか。

支援内容は専門家との面談が中心のようです。その他、運営する地方公共団体の施策を活用できたり、メリットは多々あります。

 

最近は地方公共団体が企業支援に力を入れています。インキュベーション施設以外にも補助金セミナーなど充実しています。

 

ぜひ起業する際は近くにインキュベーション施設がないか調べてみてください。

 

それは意味のある投資ですか?

経営者と話しているとよく耳にするのが投資のお話です。

 

投資は企業の成長には欠かせないですよね。言うまでもないお話です。

  • 人への投資
  • 組織への投資
  • 設備への投資

 

など投資する場面は多々あります。

ただ私がお話をする経営者は、大企業の経営者ではなく、中小企業でもなく、小規模事業者の経営者。潤沢な資金を持っているわけではありません。

 

投資、投資、投資

節税、節税、節税

 

決算期が近づくにつれて話題にのぼるようになります。ここ最近の補助金ブームのせいあるかもしれません。

 

本当に必要な投資なのか、今この時期に必要な投資なのか、と疑問に思うことは多いです。

小規模事業者にとって現金は本当に大切。黒字にして決算書を良く見せておくことも大切。いつ資金繰りが悪化して借り入れが必要になるかわかりませんからね。

 

それに将来の本当に必要な投資に回せる資金が確保できません。

 

税金を払ってしっかり将来のための利益を確保しましょう。

自己紹介

皆さんこんにちは。

中小企業診断士の資格取得を目指している者です。

この度、中小企業診断士を取得を目指す過程で学んだこと、感じたこと等を少しづつ投稿したいと思います。

どこまで有意義なものにできるかわかりませんが、頑張って発信したいと思います。きっと中小企業診断士取得後に役に立つ、と信じています。

ぜひよろしくお願いいたします。